大門坂  
熊野古道で往時そのままに残されている所は、限られていますが、その内の一つに、 那智勝浦町那智山の麓より、熊野那智大社・那智山青岸渡寺への参道である 「大門坂」があります。 石積み石畳の六丁(約700メートル)の坂道大門坂を五丁目あたりまで 登ってくると、杉並木の間より那智の瀧をはじめて目にすることが出来きます。 この所に、昔十一文の通行料とったと言う十一文関跡があります。 この所を過ぎて、坂を上りきった広場に大きな仁王門があったので、 ここを大門坂といいます。