振架瀬橋
 

振加瀬橋は、俗世間と那智権現の神域を振り分けるということからその名が つけられています。この図は、那智の滝より流れ出た那智川が、木々に隠れて流れ、 この振加瀬橋のところで新客谷の流れと合流する部分です。 合流した流れの中でよりこつ然と現れる龍に乗った童子は、 那智の大神が姿を変えたもので、橋の上にいる修行を積んだ僧に、 力を付与しているところです。那智の大神の力を付与された僧は、 那智権現に参拝し、人々に教えを説きました。