熊野烏牛王宝印(くまのからすごおうほういん)

全国の社寺で頒布されている牛王宝印には、版木で刷ったものや手書きのものがあり、また書かれている文字も楷書であったり社寺ゆかりの鳥や動植物であったり様々です。熊野の牛王宝印は神使である八咫烏(やたがらす)の姿でもって神文[烏点文字(うてんもじ)という]を書いており、熊野三山三社とも烏の数が異なります。烏点文字の牛王宝印を烏牛王宝印、俗に「おからすさん」と言われております。