熊野本宮大社



 

悠久の歴史を誇る「熊野本宮大社」は、もともと熊野川の中洲に鎮座していましたが、1889年に本宮の地をおそった未曽有の大水害により流失し、再建にあたって130段の石段を登った山の中腹にある現在の地に遷されました。 流出する前の大社の建造物の規模は現在の約8倍とされていますから、いかに往時の社殿が壮大なものであったかが伺い知れます。 熊野本宮大社は、熊野速玉大社、熊野那智大社とともに熊野三山を構成し、全国熊野信仰の総本宮の位置を占めています。

熊野本宮大社は、崇神天皇65年(3世紀前半)に社殿が創建さ れたと伝えられ、家都御子神(けつみこのかみ=スサノオ)を主祭神 としています。