南帝陵国王神社


南北朝時代、南朝の慶長天皇は北朝側の攻勢を受け、天の 川(十津川上流)にて落命されました。遺体は川に流されたものの、 下流の郷民は、必死の思いでその「御首」を川底から探し上げ、手 厚く葬ったということです。その御陵は「南帝陵」と称し、近くに この「国王神社」が建立されています。非業の死を遂げた我が帝を、 無念の思いでお祀りした郷民の心情が忍ばれます。