光泉寺の大銀否  
伝説の通り、乳のように垂れ下がった、この銀杏の気根に手を触 れながら、一心に祈願を込めれば子宝が授かるという大樹となりま した。樹高30m、周囲7m余のこの木に身をまかせ、目を閉じれば、 命の始め、遠い昔の母の胸を思い出します。

永正年間(1510年頃)医師であった日下俊斎の夢枕にこの銀杏の精 が現われ、切り倒されることを告げ、助けを乞い、切られなければ 人々の為役に立つと言った。そこであくる日、この木を切る相談を していた村人達に子細を話し、切らずに残ったという伝説がありま す。