釈迦如来像  
妙法山の山頂にひっそりと建つ阿弥陀寺奥の院「浄土堂」。ちい さな堂のなかに、この釈迦如来が安置されています。平安時代の作 で、一本の立木をそのまま彫刻したと伝えられるこの像は、寺縁起 によると「唐僧・連寂上人が千日の修行のあと、この場所に安置し た」とされています。 阿弥陀寺本堂から浄土堂までは、山道を登 って約20分。誰に会うこともない林をたどっていると、昔からこ の山が霊魂の赴く場所であったという理由がわかるような気が致しま す。