高原熊野神社
滝尻王子から不寝(ねず)王子を経て古道は高原の宿へと入りま す。高原熊野神社は地区の氏神であり、1403年に熊野大社から 若王子を勧請したことから熊野神社の名があります。 春日造りの 社殿は古道中最古の建造物として、和歌山県の文化財に指定されて います。 古道はここから中辺路中もっとも高い悪四郎山を通って 近露へと向かいますが、道沿いには志を遂げずに行き倒れた巡礼の 墓があちこちに見られます。