滝の拝
悠久の時を経て、激しい流れが川床全体の岩盤の上をとおり、柔 らかい岩の部分だけが浸食された結果、九千九百九十九と言われる 大小の岩穴を穿ち、このような一大奇観を造りだしました。

落差約20メートルの滝、と言うより川床を滑り落ちるという感じ がぴったりきます。滝壷の横には1646年に建立された2m余の五輪の 塔がありましたが、大水で流されてしまいました。往時は、岩千鳥 やサツキが咲き乱れ、すばらしい景観でしたが、現在、夏の夜には 清流に蛍が飛び交う幻想的な風景が見られます。又下流から登って 来た鮎が滝周辺に群れることでも有名です。