東明崎の復元山見番所
 

勢子船による捕鯨が盛んだった当時、20名程いた山見方といわれる世襲制の人々がこの番所に交代で常駐し、捕鯨の作業全体を指揮していました。
山見方の役割りは、「鯨の発見とその種類の判別」「船の出動と位置確認」「網船の潮流測定結果による網場の決定」「鯨を追い込む役目の勢子船の誘導」「海上への資材補給を司る納屋船の出動指示」「販売、経営を司る支配所への状況報告」など、まさに捕鯨の総指令組織として機能していました。