熊野の山中に数多く自生しているクスノキ科の植物で、この天台烏薬こそが、徐福の探し求めた不老長寿の霊薬であったといわれていました。残念ながら実際にそれほどの薬効はありませんが、根の部分が腎臓病やリウマチに効く漢方薬として利用されるほか、近年では肺ガンに対する効果も期待され、専門家による研究がすすめられています。
石器時代であった当時の日本に、道教のハイテク集団三千人が、 子供も含めて移住して来たとしたら、正にその土地にとって画期的 な文化の飛躍が起こったのでしょう。2000年以上たった今も各 地でなお深い信仰の対象として「徐福さん」と呼ばれ親しんでいま す。
熊野の物語に戻る | メインメニューへ |